2024年12月18日

感染性胃腸炎は、毎年12 月の中旬頃にピークとなります。
この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものです。特に、子どもや高齢者は重症化しやすいため、注意が必要です。
感染性胃腸炎の知識を深め、正しく予防しましょう。


【感染性胃腸炎とは?】
●原因
ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス、アデノウイルス等

●流行時期
毎年秋から冬にかけて患者は多くなりますが、1年中患者は発生しています。

●症状
発熱、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛など

●感染経路
病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)
汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)

●予防方法
・手を流水とせっけんでよく洗う。
・調理器具を洗剤で洗い、熱湯等で十分消毒する。
・二枚貝などを調理する時は、中心部まで加熱する(85~90℃で90秒以上加熱)。

●症状がある時は…
・早めに医療機関を受診しましょう。
・入浴で湯船に浸かることは控え、シャワー等で済ませましょう。
・バスタオルなどは共有せず、個別のものを準備しましょう。
・嘔吐物や便の処理は、使い捨てマスクや手袋を着用の上、飛び散らないように処理し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)で消毒しましょう。
※消毒用アルコールでは十分な効果は期待できません。